2012年03月05日

刺し子の向こうに見えるもの

青森県の手芸に刺し子(さしこ)というものがある。


この辺りの地方では木綿が育たず、衣類には麻しか育たなかった。
麻で作った衣類は目が荒く、保温をする目的には不足するものだった。
その上、弘前藩より農民が木綿の衣服着用を禁じられた。
そこで、南部の方から運ばれる木綿の古着などを、保温と補強の為に裏に当てて縫った。
明治には木綿の着用が許可されたが、刺糸が綿糸となって現在に残った。


刺し子は物資の乏しい時代の女性にとって唯一のオシャレだったという。
その幾何学的なデザインは現在でも全然廃れていない。
むしろ非常にスタイリッシュと言って良い。


鋭い感性と地道な作業によって作られる刺し子。
これは物資が無かったから生まれた、言うなれば皮肉の産物だと言える。


翻って現代は非常に物には恵まれている。
でも、皆幸せなようには見えない。
ここに皮肉を感じてしまう。


皆幸せになるために働いているのになあ。


ちなみに、刺し子はNHKで放送中の美の壺で取り上げられていた。
非常に興味深い番組で毎週楽しみにしている。
http://www.nhk.or.jp/tsubo/


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posted by topolino at 14:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 地域 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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