2012年12月23日

国交省、リコールに消極的な三菱自動車を異例の厳重注意。

三菱自動車は、「ミニカ」や「トッポBJ」、「eKワゴン」など軽自動車8車種、121万6466台(1996年1月〜2006年4月生産)のリコール(回収・無償修理)を、2012年12月19日に国土交通省に届け出た。
4回目のリコールで、同社が1度に実施するリコール台数としては過去最多となる。
エンジンからのオイル漏れを防ぐオイルシールに不具合があり、オイルが漏れて警告灯の点灯やエンスト、最悪エンジン内部の焼き付きが起こるという。


今回のリコールへ至るまでの、国交省の指摘や内部通報の経緯はこちらを参照願います。
http://www.j-cast.com/2012/12/20159130.html


●三菱自動車の体質は変わらず

私の記憶にある限り、このリコールの報道は夕方のニュースでチラッと一回見たきりだ。
2000年に発覚したリコール隠しの時は、ドラマまで作って大々的に報道していたというのに、だ。
なぜだろう、人が死んでないからか?
それとも原発の隠蔽体質で耐性が付いたとか?


私はこの件は非常に怖いと思っている。
これが過失であったのであれば許せなくもないが、意図してのことだ。
リコールをすればユーザーからの信頼が落ちるから、それとも金がかかるから、私は三菱自動車のお偉いさではないから理由は知らないが、リコール隠しをやって手痛い目にあったことを忘れたのだろうか。
リコール隠しをしたことで人の命が奪われたことを忘れたのだろうか。


車は元来危険なものだ。
でも、危険な状態を把握しており、かつそれを直す手段があるにも関わらずに放置することは、あってはならない。
きっと重役の一部なのだろうが、こういう輩に車を作る資格があるとはとても思えない。


リンクにある通り、リコールの無いメーカーは無い。
開発はギリギリの期間、ギリギリの予算で、求められる性能の以上でも以下でもないところへ落とし込まなければならないだろう。
オーバースペックは許されず、かと言ってロースペックもダメ。
耐久試験をすると言っても、ユーザーが使うあらゆることをシミュレートできるわけではない。
実際に使う上での不具合が出てくるのは仕方ないことだ。
それらを迅速に吸い上げ、対処するのがメーカーの勤めだ。
ユーザーも、リコールが出るということは、メーカーがきちんと不具合を把握し対処している証拠だと思わなければダメだろう。


三菱自動車は他社に先駆けて直噴技術を実用化したり(結局やめちゃったけども、現在の主流は直噴だ)、ランエボのように非常に優れた車を作れるメーカーである。
2000年のリコール隠しから再起してくれただけに、今回の件は非常に残念でならない。
ぜひ、膿を出しきって、健全な車作りを目指していただきたい。



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posted by topolino at 23:14| Comment(4) | TrackBack(0) | ニュース/時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは〜お邪魔します。

そうですね。おっしゃる通りですね。消費者(ユーザー)も意識を変え、リコールが出たからと言って危ない会社だと囃し立てるのもいけないですが、企業側はもっと製造責任の認識を持って欲しいですね。確かに一時の利益を考えればリコールによる回収、修理などによってマイナスになるでしょうが、後々を考えれば会社の存続にも関わってくるのにね、車など命に関わるような部類は特に。完璧な製品、いつまでも壊れない永久も有り得ないですからね。
Posted by 野中靖之 at 2013年01月06日 15:01
こんにちは。
コメント下さりありがとうございます。

何と言いますか、こういう対応は物に対しての愛を感じないのです。
物づくり=金儲けはある意味では否定はしませんんが、それが全てではないはずで。


仰るとおり完璧なものなんて存在しません。
不具合があればその都度直していけばいいのです。
自分達が命を吹き込んだものは最後まで面倒みるぞ、という気概が欲しいです。
そうでないと、生産する側も使う側も、どちらも不幸になってしまうと思います。
Posted by 林 孝信 at 2013年01月10日 09:32
こんにちは〜
>・・・それが全てではないはずで。
>自分達が命を吹き込んだものは最後まで面倒みるぞ、という気概が欲しいです。

そうですね。今の時代、気概を持って製品(仕事)に責任を持つ。ってことが少ないかも知れませんね。大企業は分業化されている分、町工場と言われている中小企業の方が誇りをもって仕事してるように思いますね。世知辛い世の中になりましたね。
Posted by 野中靖之 at 2013年01月10日 14:39
こんにちは。

メーカーも町工場の人も、多分最後の最後まで面倒見たいと思ってると思うのです。
ただ、経済的な理由でその余裕がなくなっているのが現状だと思います。

人が長年かけて築き上げてきた結果がこれだと思うと悲しくなります。
Posted by 林 孝信 at 2013年01月11日 10:34
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