2013年03月21日

南海トラフ地震の被害想定発表も原発の記述なし。自然災害と切り離して考えるべきって、そこは真っ先に繋げるところだろ!

先日、南海トラフを震源とした被害想定が発表された。
想定される被害総額は220兆円とされ、それは実に東日本大震災の10倍に及ぶ。
一応最悪の事態を想定してのものだが、なんとも凄まじい。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20130318-OYT1T01376.htm


しかし、不思議なことに被害想定の中には原発のげの字も出てこない。
止まっているから大丈夫ということなのか。
それとも、原発だけ安全神話という不思議な力で守られるのだろうか。


●自然災害と原発事故は切り離して議論すべき?

政府によると、自然災害と原発事故の複合災害は起こりうるとするものの「原発対策からは切り離して議論すべきだ」との考えで被害想定からはずしたという。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130319/dst13031900180000-n1.htm
つまり220兆円という被害想定は、実はまだ甘いということが分かる。


しかしこれは奇異な話である。
たった2年前に実際に起きた自然災害と原発事故の複合災害がなぜ「起こりうる」になってしまうのだろうか。
自然災害と原発事故は切り離して考えるということは、福島第一原発の事故の原因は地震や津波などの自然災害によるものではないのだろうか。


福島第一原発の事故の原因は誰がどう見ても地震と津波である。
その後の対応のマズさと合わせて、自然との複合災害だ。
だとするならば、そこは真っ先につなげて議論しなければならないのは明白だが・・・。


今回原発事故を想定しなかった(できなかった)理由はなんとなく推測できる。
南海トラフ地震の想定対象域には、日本原子力発電の東海第2(茨城県)、中部電力の浜岡(静岡県)、四国電力の伊方(愛媛県)の3原発がある。
そして中国電力は上関原発(山口県)の建設を計画中だ。
最悪レベルの原発事故を想定してしまうと、それこそ日本を放棄せざるを得ない状況になってしまうからだ。
そんなことをすれば、そんなもの(原発)を動かしてしまって本当に大丈夫か?となり、再稼働に支障が出るからである。


しかし、中途半端な想定を出せばそれは甘いと突っ込まれる。
日本人はシムシティでしか見たことないようなメルトダウンや、水素爆発による放射能飛散を経験してしまっているのだ。
中途半端なごまかしはできない。


●原発は再稼働させてしまって良いのか?

個人的には、日本は積極的に原子力の研究はするべきだと思っている。
資源が限られている以上、使えるものは使うのがベターだと考えているからだ。
その点では、私は原発推進派になるのかもしれない。


でも、この期に及んで最悪の事態すら想定できない人たちにはたして原発を動かせるのだろうか。


私は否だと思う。
それは東日本大震災で証明されたとか、そんなことではない。
最悪の事態を想定しないことこそが安全神話だからだ。
想定しなければ対策もできない。


安全神話は未だ健在である。
それがあるうちは、原発は動かしてはいけないと思う。
というより、安全神話を前提にした今の原発自体がもはや動かせる代物ではないと言うことだ。


それでも原発動かしますか?
原発推進派の皆さん?

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posted by topolino at 08:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース/時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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