2014年01月10日

賃上に認識がどうこうって精神論を持ち出すようになったら、そろそろヤバイと思うの。

今日の読売の社説。
経済界で賃上げの必要性への理解が深まってきたのは心強いが、景気回復の恩恵が行き渡っていない中小企業には、こうした認識は浸透していない、とある。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20140109-OYT1T01474.htm


まず一つ。
中小企業へ景気回復の恩恵がないのであれば、それは景気回復とはいわない。


そして、賃上げの認識とあるが、景気が回復し、売上が順当であれば、まっとうな経営者であれば賃上げに回す。
中小企業は人でもっているようなものなのだから(大企業だってそうだけれども、その比重は中小企業の方が大きいだろう)、有能な人に離れて欲しくなければ賃金を上げて評価とするのは当然だ。
やめられては本当に死活問題なのだから。


そのような背景があるにも関わらず、「賃上げの認識が浸透していない」と断ずる読売新聞の社説には非常に違和感を感じる。
たぶん中小企業の経営者さんからしてみれば「そんなことわーってるよ!」と一言いいたくなるだろう。


景気といえば確かに気持ちの問題もあるにはあるが、実際はもっとシビアな勘定である。
個人でいえば、収入はこれくらいだからこのくらいの値段のものならば買ってもいいか、またはやめるか。
たまにそれが破綻している人もいるが、結局はそれだけである。


企業であれば売上や経費を差し引いて利益がこのくらい、先行きがこうこうだから、賃上げをこのくらいにしようとなる。
利益が伴っていないにもかかわらず、賃上げの認識を云々いったところでそれは無意味だし、そんなアホみたいな精神論を優先させれば会社は倒産、結局は従業員を露頭に迷わせることになる。


2日、共同通信が主要104社に対して行った調査によると、2014年度の賃金を前年に比べて上げると回答した企業は全体の17%に当たる18社にとどまったという。
また、ベースアップを名言した企業はゼロであったという。
http://www.47news.jp/CN/201401/CN2014010201000809.html


まずもってそれが正しい判断だろう。
内需が上がっているといっても、消費税増税前の駆け込み需要で消費の先食い(駆け込み需要も高所得者がお祭をやっているだけ)であり、実際に増税が行われれば消費は落ち込む。
少子化で内需は見込めない。
悪くなる要素しかないのだから、財布を引き締めて当然だろう。


私達ができることは、増税を見越して出費を抑えるくらいだろう。
そしてお金持ちにはバンバン使ってもらうということだろうか。


実態をないがしろにして賃上げに認識とかいう精神論を持ちだしたら、いよいよヤバイのかなと思う。



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posted by topolino at 08:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース/時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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