2014年05月16日

銀河英雄伝説のヤン・ウェンリー語録が、まるで今の日本を見ているかのように的確すぎてワロタwwwww

断薬医師でご存知の方もおられるかもしれないが、内海 聡さんが自身のフェイスブックのウォールにヤン・ウェンリー語録(他の人のもあるけども、ほとんどがヤン・ウェンリーなので)。
https://www.facebook.com/omoshironews/posts/634847023256929

フェイスブックを見られない方もおられると思うので、以下コピペ。
ちょっと長いけども、お付き合いを。


恒久平和なんて人類の歴史上なかった。だから私はそんなもの望みはしない。だが何十年かの平和で豊かな時代は存在できた。吾々が次の世代に何か遺産を託さなくてはならないとするなら、やはり平和が一番だ。そして前の世代から手渡された平和を維持するのは、次の世代の責任だ。それぞれの世代が、後の世代への責任を忘れないでいれば、結果として長期間の平和が保てるだろう。忘れれば先人の資産は食いつぶされ、人類は一から再出発ということになる。(中略)要するに私の希望は、たかだかこの先何十年かの平和なんだ。だがそれでも、その十分ノ一の期間の戦乱に勝ること幾万倍だと思う。私の家に14歳の男の子がいるが、その子が戦場に引き出されるのを見たくない。 ・・・・・・ ヤン・ウェンリー
 

人間の社会には思想の潮流が二つあるんだ。生命以上の価値が存在する、という説と、生命に優るものはない、という説とだ。人は戦いを始めるとき前者を口実にし、戦いをやめるとき後者を理由にする。 ・・・・・・ ヤン・ウェンリー


ブラウンシュバイク公の病理は、無意識の、傷つきやすい自尊心だった。本人はそれと気づかないだろうが、自身をもっとも偉大で無謬の存在であると信じているため、他人に感謝することができず、自分と異なる考えの所有者を認めることもできないのだ。彼と異なる考えを持つ者は反逆者にしか見えず、忠告は誹謗としか聞こえない。(中略)当然ながら、このような気質を持つ者は、社会に多種の思想や多様な価値観が存在することも認めない。 ・・・・・・ ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ


政治の腐敗とは、政治家が賄賂をとることじゃない。それは個人の腐敗であるにすぎない。政治家が賄賂をとってもそれを批判することができない状態を、政治の腐敗というんだ。貴官たちは言論の統制を布告した、それだけでも、貴官たちが帝国の専制政治や同盟の現在の政治を非難する資格はなかったと思わないか ・・・・・・ヤン・ウェンリー


国家が細胞分裂して個人になるのではなく、主体的な意志を持った個人が集まって国家を構成するものである以上、どちらが主でどちらが従であるか、民主主義社会にとっては自明の理でしょう。 (中略) 人間は国家がなくても生きられますが、人間なくして国家は存立しえません。 ・・・・・・ ヤン・ウェンリー
 

忍耐と沈黙は、あらゆる状況において美徳となるものではない。耐えるべきでないことに耐え、言うべきことを言わずにいれば、相手は際限なく増長し、自己のエゴイズムがどんな場合でも通用する、と思いこむだろう。幼児と権力者を甘やかし、つけあがらせると、ろくな結果にならないのだ。人間の行為のなかで、何がもっとも卑劣で恥知らずか。それは、権力を持った人間、権力に媚びを売る人間が、安全な場所に隠れて戦争を賛美し、他人には愛国心や犠牲精神を強制して戦場へ送り出すことです。宇宙を平和にするためには、帝国と無益な戦いをつづけるより、まずその種の悪質な寄生虫を駆除することから始めるべきではありませんか。 ・・・・・・ ヤン・ウェンリー


自由惑星同盟という国家が消滅しても、人間は残る。「国民」ではなく、「人間」が、だ。国家が消滅して最も困るのは、国家に寄生する権力機構中枢の連中であり、彼らを喜ばせるために、「人間」が犠牲になる必要など、宇宙の涯(はて)までその理由を探しても見つかるはずがない。 ・・・・・・ ヤン・ウェンリー


絶対的な善と完全な悪が存在する、という考えは、おそらく人間の精神をかぎりなく荒廃させるだろう。自分が善であり、対立者が悪だとみなしたとき、そこには協調も思いやりも生まれない。自分を優越化し、相手を敗北させ支配しようとする欲望が正当化されるだけだ。どれほど非現実的な人間でも、本気で不老不死を信じたりはしないのに、こと国家となると、永遠にして不滅のものだと思いこんでいるあほうな奴らがけっこう多いのは不思議なことだと思わないか。 ・・・・・・ ヤン・ウェンリー
 

軍事が政治の不毛をおぎなうことはできない。それは歴史上の事実であり、政治の水準において劣悪な国家が最終的な軍事的成功をおさめた例はない。強大な征服者は、その前に必ず有為の政治家だった。政治は軍事上の失敗をつぐなうことができる。だが、その逆は真でありえない。軍事とは政治の一部分、しかも最も獰猛で最も非文明的で最も拙劣な一部分でしかないのだ。その事実を認めず、軍事力を万能の霊薬のように思いこむのは、無能な政治家と、傲慢な軍人と、彼らの精神的奴隷となった人々だけなのである。 ・・・・・・ ヤン・ウェンリー
 

フロイライン・マリーンドルフ、私は覇者たろうと志してきたし、それを実現するためにひとつの掟を自分自身に科してきた。つまり、自ら陣頭に立つことだ。かつて戦って倒してきた能なしの大貴族どもと私が異なる点はそこにある。兵士たちが私を支持する理由もだ。フロイライン、どうせ宇宙をこの手につかむなら、手袋ごしにではなく、素手によってでありたいと思うのだ。 ・・・・・・ ラインハルト・フォン・ローエングラム
 

愛国心が人間の精神や人類の歴史にとって至上の価値を有するとは、ヤンは思わない。同盟人に同盟人なりの愛国心があり、帝国人に帝国人なりの愛国心がある――結局、愛国心とは、ふりあおぐ旗のデザインがたがいに異なることを理由として、殺戮を正当化し、ときには強制する心情であり、多くは理性との共存が不可能である。とくに権力者がそれを個人の武器として使用するとき、その害毒の巨大さは想像を絶する。 ・・・・・・ ヤン・ウェンリー
 

「信念とは、あやまちや愚行を正当化するための化粧であるにすぎない。化粧が厚いほど、その下の顔はみにくい。」


「信念のために人を殺すのは、金銭のために人を殺すより下等なことである。なぜなら、金銭は万人に共通の価値を有するが、信念の価値は当人にしか通用しないからである。」 ・・・・・・ ヤン・ウェンリー
 

運命というならまだしもだが、宿命というのは、じつに嫌なことばだね。二重の意味で人間を侮辱している。ひとつには、状況を分析する思考を停止させ、もうひとつには、人間の自由意志を価値の低いものとみなしてしまう。宿命の対決なんてないんだよ、ユリアン、どんな状況のなかにあっても結局は当人が選択したことだ。 ・・・・・・ ヤン・ウェンリー


何かを憎悪することのできない人間に、何かを愛することができるはずがない。私はそう思うよ。 ・・・・・・ ヤン・ウェンリー


市民たちが政治に倦まなかったら。ただひとりの人間に、無制限の権力を与えることがいかに危険であるか、彼らが気づいていたら。市民の権利より国家の権威が優先されるような政治体制が、どれほど多くの人を不幸にするか、過去の歴史から学びえていたら。人類は、よりすくない犠牲と負担で、より中庸と調和をえた政治体制を、より早く実現しえたであろうに。「政治なんておれたちに関係ないよ」という一言は、それを発した者に対する権利剥奪の宣告である。政治は、それを蔑視した者に対して、かならず復讐するのだ。ごくわずかな想像力があれば、それがわかるはずなのに。 ・・・・・・ ユリアン・ミンツ

       

いかがだろうか。
集団的自衛権や愛国心など、まるで今の日本のことをいってるようではないだろうか。
もちろん内海さんがその部分だけを抜粋したのではあるが、実に見事としかいいようがない。


これを見て何を思うかは個人の自由だが、今の日本は確実にヤンの杞憂する方向へ向かっていると私は思う。
願わくば戦争にだけはならないで欲しいと思う。
ただだがこの先数十年の平和を願うものとして・・・。


余談だけども、銀河英雄伝説のアニメのリメイクが決まったとか。
さすがに今の御時世あんな贅沢な作りはできないと思うが、薄っぺらい内容にならないで欲しいと思う。









ダダダっと貼ったけども、話数が話数だけに素晴らしい額だwwww


原作をもう一回読みなおしてみたくなってきたなwwww



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posted by topolino at 16:18| Comment(8) | TrackBack(0) | ニュース/時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
集団的自衛権を悪にしようとしてるとしか思えないな。帝国の居ない同盟が今のアメリカってのが俺のイメージなんだがな。
Posted by BCD at 2016年06月08日 20:34
個人的には、集団的自衛権が自衛で済んでいるうちは問題ないかと思います。
ただ、過去には自衛と称して他国に攻め込むこともやっているわけで、そうなった場合に日本が無関係でいられるかは大いに疑問です。
恐らく無理でしょう。
戦争を起こさない為という詭弁が、戦争を起こす理由にすり変わるのですから。
Posted by 林 孝信 at 2016年06月13日 02:13
悲しい事に、個別自衛をしようと思ったら、軍拡をし徴兵制度を取らざるを得ない。
そして、他国の協力ではなく国家単体の力を強めるという事は、権力者がより戦争しやすい体制になるという事である。
要するに個別的自衛権を信じる人も胡散臭い。戦争を始める信念の塊だ。

じゃあ、一方で集団的自衛は良いのか?
これも指摘通り、同盟国に巻き込まれるのは当然だな。そりゃ同盟なんだから。


となると、アメリカと自国の権力者どっちを、”比較的”に信じるか?という話が命題になる訳か。
どっちも信じられないが、”比較”の話だ。
ここの人達は、自国の権力者(個別自衛)を信じてるみたいだから聞く必要も無いか。

だが、一応言っておく
沖縄で反基地運動してる人も、平和団体も上っ面だけで『憂国騎士団』と何ら変わりがないか、寧ろもっと悪い。

日本を無防備にした上で、暴力革命を起こし、支那ロシアアメリカを呼び寄せて内乱を起こし、WW2を超える戦死者(400万のしかも民間人)を出す算段をして公言して憚らない。
それで、平和?反戦?信念を持った人間というのは恐ろしいものだ。

ヤンウェンリーが憂国騎士団が何故軍隊に入らないのかと言った様に
俺も同じ事を言うが、なぜ平和団体は支那ロシアアメリカなどの超軍事国家に戦争を止めようとデモをしないのか?

基地も必要自体を無くせば、金の無駄で自ら無くそうとするはず。
Posted by 通りすがり at 2017年11月24日 07:04
おっしゃる通り、個別的自衛権を完結しようとするのならば徴兵制が必要であると思います。
では、なぜ守ってくれるはずの米軍を追い出そうとするのか。
私は、自らの尊厳を取り戻す為であると考えています。
米軍基地があっても基本的には何もありません。
ですが、時折婦女暴行事件のようなことが起こり、尊厳を踏みにじられることになります。
飛行訓練による騒音の問題もあります。
そういう問題を孕んでいる米軍基地が沖縄に押し付けられている状態で反対運動が起こらない方がおかしいと私は考えます。

また、憲法解釈を変更して集団的自衛権が可能なようにしましたが、憲法9条は攻められない為ではなく、こちらから攻めないように縛るものです。
その解釈を変更し、自衛の名のもとに敵地攻撃を可能とするような方向に向かっている安倍政権には憂慮しております。
Posted by 林 孝信 at 2017年11月27日 10:57
バカバカしい。
民主主義は優れた専制政治で
力を増した民衆が、
最終的に邪魔になった名君を殺して
国の全てを奪って我が物とし、
リミッターを壊して無制限の国力膨張を
引き起こした政治政体だ。

名君の善政を奪って更に力を増し続ける
政治政体である以上、
どんなに優れた治世を行っても
民主主義の国力は専制政治の
数倍から数百倍と絶望的にデカイので
最初から専制政治は民主主義に勝てない。

で、そんな民主主義が蔓延る世界で
民衆が自らの政治選択を放棄して
一人の独裁者に委ねる独裁政治を
望んだら何になるか。

ズバリ、自らの政治を選択する健全な
「他の」民主主義国家に侵略されて
独裁者もろとも皆殺しの末路でしかない。

一つの国の中を考えてるから
民主主義対専制政治はどちらがマシかなんつー
馬鹿な考えで無限ループするんだよ。

他国との力学が入ったら
専制政治を選んだ国は一瞬で民主主義の国に
ぶっ殺される。
Posted by ななし at 2017年12月10日 22:08
個人的には、きちんと政治が成されるのであれば専制政治でも民主主義でも構わないと思っています。
しかし、結局は権力を集中は腐敗を招き、うまくいかないことが多いようです。
権力を持つと腐るのは、権力の魔性なのか、それが人間の性なのかは分かりませんが、政治の形態よりもいかにこれを克服するかが重要のように思えます。
Posted by 林 孝信 at 2017年12月16日 12:53
人間にとって社会が必要不可欠なものである事はヤンも認めている筈だが、その社会の最大規模の単位が国家なのだが。
査問会でヤンが無政府主義者だと言った者がいたが、その点に関しては全くその通り。
別に人間は権力者に私腹を肥やさせる為に国家を作った訳ではなく、無慈悲な自然環境から脆弱な個人を守る為に社会を形成し、それが束ねられて国家に発展していったにすぎないのに、正しくヤンは火事の原因になるという理由で火を否定する様な事をやっている。

Posted by A.Na at 2018年04月01日 23:45
個人的には、ヤンは政府も国家も否定はしていないと思います。
ただ、それらの上に人、個人を置いているだけではないでしょうか。
アホな国家の為に人が死ぬのはバカらしいこと。
人と自然ではちょっと違うかもしれませんが、思想としては、国破れて山河ありと似ているのかもしれません。
Posted by 林 孝信 at 2018年04月04日 02:43
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